変数はプログラミングでは必須なので、その実装方法からざっくりまとめていきます。
変数自体は数学とかで使っているのでわかると思いますが、
ここでは、「データを一つだけ入れられる箱」をイメージしてください。
まずプログラミングでは変数を使うために、これからその変数を使うと宣言します。
例えば「x」という変数を使うためには以下のように宣言します。
int x;
ここで出てくる「int」は「型」と言って、整数の値を扱う時に用います。
今回の例では整数を用いるので、int型の変数xを宣言しました。
型には他にも実数を扱うときは「double」、文字を扱うときは「char」と種類があるので
状況に合わせて宣言しましょう。
次にこの変数の使い方ですが、変数はそこに数字や文字を入れて画面に出力させたり計算させたりします。
x = 10; x = 2 + 8;
以上のように数字や計算結果を入れることができます。
が、ここで注意するのが「=」です。これは数学で使う等式の「=」とは意味が違います。
数学の等式では、左右が等しいという意味で使われていますが、プログラミングで「=」を使うときは、
右辺の数字を左辺に代入するという意味です。
そして画面に出力させたいときは、以下のように書きます。
printf("%d \n",x);
%dは「,」以降で設定した整数を表示させるという意味で、ここではxの値を出力します。
また、xの部分を2+8などの計算式に書き換えるとその解が出力されます。
ちなみに、「\n(または¥n)」は改行するときに使います。
・覚えておこう 整数→ 「int」「%d」 実数→ 「double」「%f」 文字→ 「char」「%c」
配列というのは、一個の変数にたくさんのデータを入れられるものです。
一番最初の箱の話でたとえると、変数は箱を一個だけ用意するのに対して
配列は複数の箱を横一列に用意するイメージです。
なんでこれが必要なのかって言うと100個のデータを扱うときとか変数100種類も用意するの面倒でしょ?
そういうことです。
ということで、使い方ですが宣言の仕方とか画面出力の仕方は変数のとこで説明したこととほぼ同じです。
int a[]; a[] = {1,2,3,4};
これが配列の宣言の仕方とデータの代入です。
宣言のとき[]の中には入れられるデータの個数(箱の数)を書きますが、何個データを入れるか分からない場合は省略可です。
二行目のようにデータを入れたときにその数だけ勝手に箱を用意してくれるからです。
また、箱には0から順番に番号が振られてあり、データは左から順番ずつ代入されていきます。
ゴチャゴチャ書いたけど要は下図みたいになります。
最後にデータを画面に出力する場合は、以下のように書きます。
printf("%d \n",a[0]);
このように書くとa[0]に入っている1が出力されます。
ここで疑問が一つ。データを全部表示させたいときってどうするの?
a[0]の部分をa[]に変える? 違います。
printfを使うときは、表示させる数字が何かはっきりさせてなければいけません。
また、%dは一個の整数にしか対応してません。
じゃあ、下のように書く?
printf("%d %d %d %d \n",a[0],a[1],a[2],a[3]);
これなら「1 2 3 4」と表示はできます。
ただ、データ数100個すべて表示させろってなったとき面倒なのは明らかです。
じゃあどうすんのかっていうのはまた次の項目でやっていきたいと思います。
まさかこんなゴチャゴチャするとは・・・見にくくてすまぬ。